読書が嫌いになる理由を考えたら国語の授業と読書感想文にたどり着いた
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読書が苦手になってしまう理由って何だろう?
理由を追求する人はあまりいないかもしれませんが、昔から読書が苦手だった私はいろいろと考えてみたわけです。

そしてたどり着いた2つの理由について、【読書】に興味をお持ちのあなたに向けて話しかけていきたいと思います。

そのふたつはこちらです↓

読書が苦手になりやすいキッカケ

■ 読書を楽しみづらい小学校時代
■ 本との向き合い方を必ずしも教えてもらえない

先にお伝えしておきますと、30年以上読書が苦手だった私は、現在たくさんの本に触れて読書を楽しんでいます。あなたにも是非こちらの世界へお越しいただきたい。切にそう願います。

読書を楽しみづらい小学校時代

読書を楽しめなかった国語の授業

ここでの内容は、学校教育を否定するものではなく、「学校の授業で伝えたいこと」と「人生を通じて読書を楽しむ」の向かう先が少し違うよというものです。

読書の本格的なスタートは小学校入学と同時に訪れます。(ご家庭内でお子さんが本を読むことを既に日常化されていた場合は除きます)

幼稚園・保育園時代は【絵本】の読み聞かせがみんな大好きで、おはなしが終わると「もう一回読んで!」とおねだりする子もいるほどです。絵本時代はわりとみんな本読み(読み聞かせ)が好きだったはずです。

大きくなってからも、マンガならいくらでも読めるという方はとても多いはずです。

ところが、小学校に入学すると事態が変わります。

国語の授業では、みんなで同時に文章を声に出して読んだり、時には指名されて緊張しながらクラスメイトの前で一人で読んだりします。

読書経験の多くはここからスタートし、用意された文章をとにかく読み進める受動的な読書スタイルが、本に苦手意識を持つ子どもを生み始めます。
「緊張してうまく読めない」「漢字を読み間違える」などからクラスメイトに馬鹿にされたことをキッカケに読むこと自体がおっくうになってしまった方もいるでしょう。

さらに、テストでは「問題文の内容が明確に理解できたかどうか」に焦点が当てられた出題が多く、読んだ自分が「何を得たか・どのように感じたか?」「自分ならどうするか」など、感じたものをアウトプットする機会がほとんど用意されていません

ダメ押しの読書感想文

授業やテストだけではありません。読書感想文が実はボディーブローのように効いているのではないかという仮説にたどり着きました。

読書感想文は夏休みの課題となり、小学生から始まります。

日頃の授業では文章を読み理解していくことに終始していたのに、「感じたことを書け!」(要は、アウトプットしろ!)と突然求められます。

案の定、感想をうまく文章表現できない子どもが後を絶ちません。

感想を書く以前に本を読むことが苦手になっていた場合、読書感想文(読書+アウトプット)は地獄でしょう。

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本を読むことが苦痛なのに、内容の感想なんて浮かびますか?

そんな状態の子どもたちがこの先【読書】を好きになっていくかといえば、答えは限りなく「NO」でしょう。

私の子ども時代はまさにこのストーリーにはまっていて、読書感想文は毎回大苦戦しました。

読書感想文の課題図書を親が購入してくれてチャレンジしたり、嫌だけど頑張ろうと本を手に取ってみても案の定ページがなかなか進まない。もちろん内容も入ってきません。

読んだ本の感想を書くどころか、課題を何とかして提出することが目的となり、本のあらすじを書いて文字数を稼いでいました。やはり、本を読む気になれないのに感想なんて書けないのです。

せっかく選んだ課題図書は、多くの同級生が選んでおり、自分の感想文のあまりのひどさにさらに落胆したものです。読書が苦手な場合、課題図書は経験上とてもお勧めできません。

もちろん読書感想文はひどい内容で、その先には嫌悪感しかなく、自分は読書が苦手なんだと思い込む人生がその先に待っていました。

読書がますます苦手にならないためのターニングポイントは【読書感想文】だったというのが私のひとつの結論です。

それを回避するためには、小学校低学年の早い段階で、楽しく読書感想文に取り組めたという体験を積めるようにすれば事態は好転していくと考えます。

こちらの記事もオススメ! ⇒ 読書感想文が苦手な小学生必見!楽しく読んでスイスイ書ける必殺技!

本との向き合い方を必ずしも教えてもらえない

【読書が嫌いにならない本の読み方とは?】【どのように本と向かい合えば読書が楽しくなる?】

これらの問いについて、子ども時代に誰かが必ず手を差し伸べて丁寧に教えてはくれるわけではありません。

学校では「勉強としての国語も大事だけど、読書も大事だよ」「教科書の意外の読書もしようね」というアクションが実はしっかり行われており、たくさんの本がある図書館が用意され、読書の機会や課題が日常的に与えられています。

ここで問題なのは、私たちが子供のころから学習してきた本の読み方が「最初から最後まで音読し、内容を理解しながら読み進める」方法ひとつだということ。

全部読まなくてはいけないという固定観念にすでにとらわれてしまっているので読書自体のハードルは高いまま。

加えて、何度もしつこいかもしれませんが、すでに読書が苦手な子どもからすると何度も罰ゲームが繰り返されているような状態。

仮に頑張って最後まで読めたとしても、実は次のような事実が待ち受けています。

残念ながら人が覚えたことをすぐに忘れてしまう生き物なのです。

1度覚えたことを1時間後に56%、翌日には74%、1週間後には77%、1カ月後には79%を忘れる」といわれています。(エビングハウスの忘却曲線といいます)本の内容をすべて覚えながら最後まで読むのは相当困難なのです。

エビングハウスの忘却曲線

経過時間 1時間 1日 1週間 1カ月
忘れる割合 56% 74% 77% 79%

国語の授業で覚えた読み方だけでは、読んで覚えたことの大半はすぐに忘れてしまいます。全てを読んで全てをつかもうと考えても、あまり良い結果は得られない可能性が高いです。

本を最初から最後まで苦労して読み進めていくうちに、その大変な労力に負け、本を閉じて途中で離脱してしまう可能性も高くなります。

それを乗り越え何とか読破できたとしても、最終的に記憶に定着する新しい知識は意外と少ないのです。

やはり、小学校時代に「読書の楽しさ」や「読書が人生にもたらすプラスの部分」をしっかりと伝えるための時間を確保していくべきではないかと考えます。

小学生に対して伝えたいポイントとしては

小学生時代に伝えたい読書の新しいルール

■ 本は必ず最初から最後まで読まなくても大丈夫
・気になる部分だけ読んでもいい
・読んでみて自分に合わないなと思ったら途中でやめてもいい
■ 自分が今興味のあることをヒントにして本をさがしてみる
■ 好きな本に出会ったら必ず誰かに感想を伝える

あたりになるかなと思います。

私は、自分の子どもには小学校2年生の読書感想文きっかけで本との向き合い方を自分なりに伝えました。

まずは楽しく本を読むこと。次に楽しくアウトプットすること。とにかく楽しく会話しながら進めました。

これらを実践した結果、読書感想文の内容も飛躍的に良くなり、何とコンクールで賞をとれました。

学校でも、家庭でも「授業では主に読み書きの訓練がメイン」「読書は楽しむこととアウトプットの練習」でありどちらも大事。そして、自分の実りある人生のためにはたくさん読書をしようという空気が世の中の当たり前になったらうれしいです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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